みなさん、職業訓練校って知ってますか?
簡単に言っちゃうと、失業保険を貰いながら、授業料タダで、交通費も貰えて、お昼代も貰えて、自分の学びたい技術が習得できる場所です。
今回私がWebデザインを学ぶ為に職業訓練校に通ったお話をしようと思います。
職業訓練とは
先ほど簡単に書きましたが、もっと詳しく説明していこうと思います。
職業訓練には雇用保険を受給している求職者の方を主な対象とする『公共職業訓練』と雇用保険を受給できない求職者の方を主な対象とする『求職者支援訓練』があります。
どちらもハローワークを通して申し込みます。
就職に必要な職業スキルや知識を習得するために、無料で受けられます。(テキスト代等は自己負担)
「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の違いはこんな感じ⇩
私は雇用保険も貰いたかったので迷わず「公共職業訓練」を選択。
(雇用保険受給対象者の方でも「求職者支援訓練」も選べます)
職業訓練中貰えるお金の種類
失業保険をもらいながら職業訓練(公共職業訓練)を受講する場合、さまざまな手当が支給されます。
基本手当(失業保険)はもちろんのこと、下記の手当も貰えます。
- 基本手当(失業保険)
- 受講手当:1日500円(40日間)
- 通所手当
- 寄宿手当
受講手当は簡単に言っちゃうとお昼代ですね。500円でも貰えるのは有難いです。
通所手当は交通費です。自宅から職業訓練校までの最短ルートで計算された金額が貰えます。
寄宿手当は職業訓練を受けるために、同居している家族と離れて住む場合に支給される手当です。
(多分これを貰う人は少なそう)
このように、職業訓練では基本的な失業保険だけではなく色んな手当が貰えるのも嬉しいですね!
場合によってはお金が早く貰えちゃうよ
失業保険を貰うためにはハローワークに行って手続きをおこなうのですが、そこで「会社都合」か「自己都合」かで失業保険を受け取れるタイミングが異なってきます。
会社都合で仕事を辞めた場合、「待機期間」という7日間を過ぎたら失業保険の給付が始まります。
が、自己都合で会社を辞めてしまった場合、
待機期間(7日間)+3か月間の給付制限→その後給付開始
となります。
なにその3か月。
長くない?
って感じですよね。
無職で3か月も待たなきゃいけないなんてやだーって方。
安心してください。
すぐ貰えますよ。
なんと職業訓練を受講すると自己都合の方でも魔の3か月給付制限が取っ払われて7日間の待期期間の後すぐに支給が開始されます。
あら素敵。
しかもしかも、それだけではなく、職業訓練を受講している間に失業保険の給付期間が終了してしまっても、訓練終了まで失業保険が延長で給付されちゃいます(最長2年)。
例えば90日の給付期間であった場合でも、4か月間の訓練校のコースを受けた場合、訓練校に通っている間は失業保険が貰えので、90日+30日で120日分の失業保険が貰えるわけです。
え、それめちゃお得じゃないの
そんなわけで、自己都合で会社辞めたけどすぐにお金貰いたいよーって人にも職業訓練はオススメです。
ちなみに他にもメリットがあって、失業保険って貰うためには毎月1回ハローワークに行って、「私就職活動してますよー」的な会話を職員の方としなければいけないのですが、職業訓練に通えばそれも必要ありません。
代わりに訓練校で毎月1回紙にササッと出席日数とか書いて提出するだけであとは訓練校がうまい具合にやってくれます。
わざわざハローワークに行かなくていいのは嬉しいですね。
学校選びって大事?
学校によって学べる内容が結構違ってくるので学校を選ぶ際はよーく確認した方が良いです。
(科目内容はもちろん、会社の就職率、施設環境、前回の倍率なども要チェックです)
といっても職業訓練は毎月募集しているわけではなくて、自分の合ったタイミングでなおかつ通える範囲で探すとなるとWebデザインを学べる学校は少ないのでだいたい3~4校ぐらいしか候補はありませんでした。涙
ここいいかも!って思った所は必ず見学に行きましょう。
見学は自分でその学校に電話して予約を取り行く感じです。
そこで施設設備をチェックしたり授業の雰囲気がわかったりします。
(トイレの数とか結構大事ですよね?)
個人的な感想ですが、見学会で説明してくれる講師も学校によって「話し方うまいなー。」とか「あーこの人ほんとWebデザインが好きなんだなー」とかが聞いてて伝わってきます。
実際その人がずっと授業教えてくれるってわけではないんですけどね。
でもやっぱりそうゆう講師がいるかいないかって重要じゃないですか。
そんなわけで見学は絶対行くべきです。結構面接のときにも役立ちます。
面接ってどんな感じなの?
職業訓練は「ここ行きたい!」って思っても必ず行けるわけではありません。
そう。選考試験があります。
試験っていっても筆記試験はなくて、面接のみです。
面接のみって逆に怖いですよね。
皆さん面接は得意ですか?
私は大嫌いです。出来ることなら避けて通りたい。
でも職業訓練に通うにはやるしかありません。
やるなら面接対策は必須ですよね。
という事でここからは職業訓練の面接対策についてお話しようと思います。
面接の時間はどれくらい?
実際に面接を受けている時間は15分ぐらいですかね。
面接を受ける教室の前で何人かで椅子に座って順番を待つのですが、その時間が結構長くて余計に緊張しちゃいました。
順番を待ってる人もただボーっと待ってる人とか、ノートらしきものを見てる人とか、携帯見てる人とか様々です。
私は一応携帯にメモしておいた自分の質疑応答一覧を読み返していました。
服装は?
服装は迷わずスーツで行きましょう。
絶対スーツで来てくださいなんて決まりはないのですが、スーツで行けば間違いないです。
あくまで面接ですからね。
絶対受かりたいという意欲や、社会人としての身だしなみ的な面でもスーツで行っとけばマイナスに取られる事はありません。
実際8割ぐらいはみんなスーツだったよ。
面接で聞かれたことは?
ここからは私が実際に面接で聞かれた事と答えた内容を覚えてる範囲で書いていこうと思います。
■Q.学校へは毎日遅刻などせず問題なく通えますか?
はい。前の職場ももっと時間のかかる場所に通勤していたので問題ありません
この質問は私の家が学校までちょっと遠かったから聞かれたのかもしれません。
とりあえず遅刻・欠席なんかしないよ。ちゃんと毎日通うよ。ってのを伝えれば大丈夫です。
■Q.説明会は行きましたか?話を聞いてどう感じましたか?
はい行きました。お話をしてくれた方のお話がとても面白く、とても上手だった為ぜひこちらの学校に通いたいという思いが強くなりました。
これは事実で、本当にお話してくれた方の話が面白かったんですよね。Webデザインに関しても本当に仕事としてだけでなく、好きで色々やっているっていうのがすごく伝わりました。
あとその人と別の講師の方とのやりとりもふつーに仲良しな感じが伝わってきて良さそうな学校だなって思ったよって事も伝えました。(その時面接官の方たちも嬉しそうに笑っていたので学校の雰囲気が良かったって伝えるのは効果大な気がします)
■Q.訓練中の就職活動はどうされますか?
訓練校と並行して、インターネットで求人検索をするなど就職活動も行いながら、訓練終了後すぐに就職したいです。
訓練校は生徒の就職率が何より大事です。就職する意欲はあるよ!って事をアピールしましょう。
■Q.なぜWeb業界に入りたいのですか?
当初はWeb系の業界で働きながらスキルを磨きたいと考えていたのですが、求人票を見ると未経験でもPhotoshopやIllustratorが使える事が応募条件だという事が書かれていて、転職活動をする中で企業が求めているものは即戦力であることを実感しました。自分に足りないスキルや知識を身に着けたいと思いこちらの職業訓練校への入校を希望しました。
絶対聞かれるであろうと思っていた質問だったのでちゃんと暗記してから面接に挑みましたw
とにかく就職する気はあるよ!その為にはこの訓練校で学ぶ必要があるんだよ!っていう事をアピールしました。
■Q.Webデザイナーの年収や年齢層・必要なスキルは知ってますか?
知ってるよー。
正直なんて答えたかはっきり覚えてないのですが、
これは多分私が30代だし前職より給料下がるかもしれないよ?って事を聞きたかったんだと思います。
最初のうちはお給料がそんなに良くないこと、未経験だと最初は業務も簡単なものしかさせてくれないなどの事は調べていたので、そこは全然問題ないですよ。的なことを伝えました。
■Q.フリーランスになることを目指していますか?
そんな質問くるなんて聞いてないよー。
最後に全く予想していなかった質問がとんできました。
あ、やばい。どーしよ。
って10秒ぐらい考えて、
フリーランスは今のところ考えておりません。
と笑顔で答えておきました。
面接に合格するには?
以上が私が面接で聞かれた内容です。
御覧の通り、正直たいした答えは返せていません。
安定の小心者を発揮し緊張で声も震えてたと思います。
とにかく訓練校も商売なので生徒が就職してくれなきゃ困っちゃいます。
なので、下記をアピールしとけばOKかと😀
- とにかく早く就職したいんだよ。
- Webを学びたいっていう気持ちはマンマンだよ。
- 協調性もそれなりにあるよ。
- 変な奴じゃないよ。
- 真面目だよ。
大丈夫です。
なんとかなります。
面接はとりあえずポジティブな答えを返しておけばOKです。
あとは運です。
倍率は学校によっても違ってくるので、カリキュラム内容とか施設環境とか特にこだわらない!
とにかく訓練校でWebが学びたいんだ!って方は前年の倍率を調べてみて倍率の低そうな学校を受けるのも一つの手ですね。(倍率は各ハローワークのHPから調べられます)
ちなみに東京都の職業訓練スケジュールはコチラ
■東京都TOKYOはたらくネット
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